原画マンは、原画にツメ指示というものを書いています。ツメ指示とは、原画マンが動画マンに「ここはこういう中割りの絵を入れてほしい」と指示する時に使うものです。均等に、2つある原画の中間の絵を描くのではなく、どっちかの絵に詰めて中割りすることで、動きの印象というのは変わってくるんです。原画集を見てもらうと、よく載っていたりしますよ。原画には番号がついています。Aの8というのがその原画番号です。その横に、弧を描いた線に棒がちょんちょんとつけてあるものがあります。これが「ツメ指示」というものです。書き方は人によって違います。これはA7という原画からA8という原画に来る時のツメ指示なんですね。この原画は錦織君(注1)が描いたものだと思うけど。線の両端にある長い線が原画だとすると、その間に書かれた一番長い線と、一番短い線が動画に当たります。2つの原画の間の、このくらいの部分に中割りの動画を2枚入れてくれ、という指示ですね。左へ矢印が向かってます。「動きが左に向かってますよ」と示すときにこういう矢印を書きます。これはツメ指示がA7側に寄っているので、だいぶA7、つまり前の絵に詰めた感じになってます。これを、指示を入れずに動画マンが機械的に中割りしてしまったら均等な動きになるんですが、ツメ指示をA7の方に寄せていることで、「A7の方でじわっと動いて、A8でスッと動く」みたいな動きのメリハリができるんですね。 (via GAINAX NET|GAINAXアニメ講義)
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